光仁天皇の時代

光仁天皇の時代記事一覧

光仁天皇の即位による仏教勢力からの離脱

天武、文武、聖武、孝謙・称徳というように、壬申の乱の後は天武系の天皇が続いていたのですが、ここで子孫が途絶えてしまいます。称徳天皇は夫も子どもも持たなかったのです。そこで藤原百川たちは、道鏡などのこの国を統べている体制に反発し、白壁王を担ぎ、光仁天皇として即位させました。光仁天皇は自他ともに天皇にな...

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天平文化の特徴・特色のまとめ

ここで、奈良時代の文化について、知っておきましょう。奈良時代はとても仏教色の強い文化でした。前に説明したとおり、聖武天皇を代表に、この頃は仏教をバックに鎮護国家を推し進めていたので、そうなるのは当たり前でしょう。天平文化という名前は、聖武朝の年号に由来しています。その中心的な役割を果たしていたのは、...

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「懐風藻」と「万葉集」について

奈良時代には、中央に大学が、地方の国ごとに国学というものがつくられました。貴族や有力な豪族の子どもが大学で、おもに郡司の子どもが国学で、律令国家について学び、推進するための人材として世に送り出されました。この時代の文芸として重要なものには、漢詩集の「懐風藻」と日本で最も古いとされている和歌集の「万葉...

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