元禄文化の特徴について

元禄文化の特徴について

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文治政治をつくりあげていった時代の文化を元禄文化といいます。この頃は、文芸・芸能の面ですばらしい作品が世に出てきました。

 

元禄文化の特徴について

 

まず、大阪の井原西鶴が、浮世草子という大衆小説を書き上げました。「好色一代男」をはじめとする好色物や、町人物では「日本永代蔵」、ほかに武家物として「武家義理物語」などの作品が現在に伝わっています。

 

元禄時代を代表するもう一人の作家は、人形浄瑠璃の脚本をたくさん書きました。皆様もご存知の、近松門左衛門です。有名どころでは「曽根崎心中」(世話物)、「国性爺合戦」(時代物)があります。また、「奥の細道」の松尾芭蕉もこの頃の有名な俳人です。

 

芸能では、歌舞伎と人形浄瑠璃が流行りました。美術では尾形光琳が、「紅白梅図屏風」「燕子花図屏風」などの屏風絵や蒔絵ですばらしいものを残しています。彼は、江戸時代に活躍していた俵屋宗達から影響を受けていたようです。

 

元禄文化の特徴について

 

また、浮世絵は庶民の風俗を描いたものですが、こちらの版画も人気をよびました。その頃を代表する浮世絵師は、菱川師宣です。肉筆画の「見返り美人図」の作者です。





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