孝謙天皇の時代

孝謙天皇の時代記事一覧

藤原仲麻呂政権とその時代について

阿倍内親王は聖武天皇のたった一人の子どもでした。聖武天皇は数少ない妃しか持たなかったのです。阿倍内親王は女性なのですが、後継ぎが他にいなかったため、孝謙天皇として即位することになりました。政治のサポートには藤原四子の長兄である仲麻呂(武智麻呂)がつきました。孝謙天皇の母親は藤原氏の女性である光明皇太...

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恵美押勝の乱によって淡路に流された天皇

ついに760年に藤原仲麻呂の頼みの綱であった光明皇太后が亡くなります。そして、紫微中台の最高権力者が孝謙上皇(上皇とは太上天皇の略で譲位後の呼び名)に移るのですが、孝謙上皇は仲麻呂をあまりよく思ってはいませんでした。彼によって、無理矢理に天皇からおろされたわけですから当然です。そこで、孝謙上皇の病気...

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道鏡と宇佐八幡宮神託事件について

道鏡は、称徳天皇のもとでむくむくと力をつけていきました。その理由には、称徳天皇の病気を治したということと、聖武天皇が宗教にのめりこみ、仏教勢力の勢いを強くしてしまったことなどがあげられます。道鏡は太政大臣禅師という地位にいましたが、さらに宗教的にも最高の権力を持っていて、政治も動かすことができるとい...

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